2011年5月24日火曜日

Evernote:再臨界は連続的な核分裂が再び起こる現象

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再臨界は連続的な核分裂が再び起こる現象

再臨界は連続的な核分裂が再び起こる現象。再臨界が起きると燃料が水蒸気と反応して爆発、圧力容器などが壊れて大量の放射性物質が大気中に放出される危険がある。

海水注入の中断はどのような影響を及ぼしたのか。北海道大の奈良林直教授(原子炉工学)は次のように分析する。

「海水の注入は続けるべきだった。注入できなかった55分間は、圧力容器に対して非常に厳しい状況だっただろう。たとえ炉内の状況が分からなかったとしても、メルトダウンや圧力容器の損傷を防ぐ意味で注入を続けるべきだった。ホウ酸を加えることは間違いではないが、注入を止めてまですることではない」

また、大阪大の住田健二名誉教授(原子力工学)も「東電が(原子炉にダメージの大きい)海水注入をためらい、官邸側が『冷やせ』と指示したのならば分かるのだが、真相はどうなのだろう」との見解だ。

首相は震災直後、「僕は原子力にものすごく詳しい」と胸を張ったといわれる。ただ、後に有識者に向かって「臨界って何だ?」とたずねたとも。臨界の意味もよく分からず海水注入の中断させ事態の悪化を招いたなら、原発事故は「菅災」にほかならない。

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